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これまでのアンケート結果

「たべるつくる」では、たべつく会員のみなさんに対して、食生活にかかわるインターネット調査を定期的に実施しています。この調査に関して、あるいはWEB調査に対するご質問、ご意見、ご要望などは、お気軽にたべるつくる事務局までどうぞ!

あなたの「食」生活は何点? 
03年12月実施
食生活の満足度を点数化して、現実と理想のギャップを測定してみました。また、そのギャップの内容も、自由回答で質問しています。有効回答数は1,328(女性904、男性424)。

Q 現在の食生活にどの程度満足していますか?
食生活に不満あり
自分の食生活に「非常に満足」と回答したものは全体でわずかに5.6%に過ぎない。男性の7.5%に比較して女性は4.6%と厳しい評価をしている。「あまり満足していない」「満足していない」といった不満層は29%(男性26%、女性30%)で、やはり女性は現在の食生活に不満が多いと言えよう。年齢別に見ると、男女とも50代以上では不満が減少しており、女性では20代、30代、男性は10代から40代まで幅広く不満層が多い。
   
   
Q 理想の食生活を100点満点とすると、現在のあなたの食生活は何点くらいだと思いますか?今後は何点くらいにしたいと思いますか?
現実68.7点、理想85.6点と、16.9点の差がある
食生活を点数化して聞いてみると、現実の平均点は68.7点である。満足度では女性が厳しかったが、点数では逆に、女性69.2点、男性68.1点と女性のほうが高い。理想点を見ても、男性84.6点に対して女性は86.6点と高い点数をあげている。現実と理想の点数差は、男性16.4点に対して女性17.4点と差が大きく、男性の食に対する接し方が、女性より甘いことがわかる。
年齢別に見ると、ギャップの大きい層は女性20代で、22.6点である。ついで男性10代の22.3点、同20代の22.1点、女性10代の20.0点と、10代、20代の若年層でギャップが大きい。年齢が高くなると現実点が高くなり、男性では40台以上で70点を超え、女性も50代以上で70点を超える。現実点と理想点ギャップも、年齢が高くなるにつれ差が小さくなる。
   
   
Q 現在の食生活で改善したいと思うのは、どんなところですか?
ギャップの3大要因は「きちんとした食生活」「野菜不足」「安心・安全」
理想点と現実点のギャップ要因を自由回答であげてもらったところ、最も多かったのは「食事や料理をきちんとしたい」(37%)であった。ついで「野菜を多くとりたい」「安全・安心なものなど食材・素材に気をつけたい」が多く、「食・栄養のバランスを良くしたい」「多品目(30品目)・多種類取りたい」「脂ものを減らしたい」「魚を多くとりたい」などが多く見られた。
また、「スローフードにしてファスト(インスタント)フードをやめたい」「朝食をきちんととりたい」「旬・季節感の感じられるものを食べたい」など、現代の食生活への批判もうかがえた。
 


以上の結果から、生活者の食に対する現実と理想のギャップは大きく、理想の食生活を肌身で感じてはいるものの、現実は理想と大きくかけ離れていることがわかる。内容的には「きちんとした食生活をしたい」という生活者の意識改革に関わるもののほか、「野菜の摂取を促進する」「無農薬・減農薬を提供する」「栄養バランスの情報を提供する」など、供給サイドからの働きかけができるものも多いといえよう。



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