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これまでのアンケート結果

「たべるつくる」では、たべつく会員のみなさんに対して、食生活にかかわるインターネット調査を定期的に実施しています。この調査に関して、あるいはWEB調査に対するご質問、ご意見、ご要望などは、お気軽にたべるつくる事務局までどうぞ!

夕食はやっぱり一家団欒の時間? 
04年7月実施
夕食の摂取実態を調査しました。有効回収数は1,780名(男性504名、女性1,276名)でした。
Q どこで夕食を食べましたか?
夕食は自宅がほとんど、外食は10%以下
夕食の摂取場所は「自宅で」が88%と高い。男女別に大きな差は見られないが、外食は、男性20代、30代と女性20代が若干高いのは当然だが、休日以外の回答が5割以上にもかかわらず、自宅で夕食をとる割合が高いことがうかがえる。 
Q 何時頃、どのくらい時間をかけて、夕食を食べましたか?
夕食タイムは7時台がピーク、食事に要する時間は20〜30分
夕食タイムは7時台が4割、6時から8時台で8割強。性別の差はほとんど無い。しかしながら午後9時以降になると、徐々に性別の差が認められ、男性のほうが多くなる。また、食事に要する時間は、20〜30分が30%、次いで30〜40分が23%となっており、20〜40分で5割を超える。性別に見ると女性より男性の方が時間が短く、20分以内で済ますのは、男性26%に対して女性は16%。また、1時間以上かける人も1割を超える。
Q 誰と何人で食べましたか?
個食(ひとりの食事)は男性に多く、家族団欒は約7割
夕食を共にした人数については「1人」という回答が22%、特に男性では3分の1に達し、女性の17%の倍近くになっている。この調査の単身世帯比率は11%なので、単身者以外に多くの個食の実態がうかがえる。また、単身者が1人で食べているのが66%であるのに対し、家族2人以上でも20%弱が個食であった。家族で夕食をとる率は70%を超えるが、2人家族で夕食を共にするのは4分の3、3人家族で3人とも揃うのは5割、4人家族で4人が揃うのは3分の1と、家族の人数が多くなると、やはり家族団欒は少なくなる。この結果からみると、家族一緒に夕食をとる人は意外に多いことがうかがえる。
Q どんなものを食べましたか?

副食は和食が圧倒だが、素材は肉が魚を上回る
メニューを見ると圧倒的に「和食」が多く、6割近くにのぼる。「洋食(カレーライスを含む)」は2割強、「中華料理(ラーメンを除く)」は1割弱。「韓国料理」も6%みられた。性別には、まったくといっていいほど差は無いが、年齢別には50代以上とその家族(10代)で和食が高くなる。メニューの素材をみると、肉が4割弱、魚が3割弱、丼物3割強で、野菜は16%ときわめて摂取が少ない。肉、魚の付け合せとして野菜をとっていると思われるが、メインディッシュとしての野菜料理もほしいところである。


Q メインディッシュは何でしたか?

魚のメニューは、肉に比べてバリエーションが少ない
メニューのベスト3は「煮魚・焼き魚」「カレーライス」「お刺身」となっている。先に述べたように、肉に対して魚は2割弱であったが、ベスト3に「焼き魚・煮魚」「お刺身」が入っていることを考えると、魚のメニューのバリエーションは、肉に比較して少ないことがわかる。魚をより多く食べるには、魚メニューを増やすことも考えていく必要があるだろう。



● 夕食は、家族全員とはいかないが、一家団欒という構図ができている。
● 夕食に要する時間は「家族」では20〜40分、平均30分程度とあまり長いとはいえない。
● メニューは和食が圧倒的だが、肉類が多く、魚のメニューは少ない(焼魚・煮魚・刺身・寿司・うなぎくらい)。
● 季節性もあって、あっさり系のメニューや冷し中華、うなぎなどもみられるが、カレーライスが多い理由について、季節と関係があるのか簡便性からなのか、再調査の必要がある。
● やはり野菜の摂取が少ない。野菜中心のメニュー開発と提案が急務といえる。



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