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たべつく特派員通信  

たべつくくらぶ会員の中から選ばれた「たべつく特派員」が、それぞれの街のおいしいものや、おいしいお店などをレポートします!


NO.4 くまえもん さん(北海道)
「スイカと思うなかれ!極上のフルーツ でんすけすいか」

外は真っ黒、中は真っ赤。この物体を目にしたことのある人も、かなり増えてきたのではないでしょうか?これこそ、いまや高級スイカとしての名高い「でんすけすいか」です。

皮が真っ黒の「でんすけすいか」

形や色もユニークなら、名前の由来もユニーク。昔ユニークな演技で人気の高かった、今は亡き喜劇俳優の大宮敏光氏の舞台名にあやかったものという説と、農家の人たちが「稲の代わりに何かね〜べが〜」と考えて、稲の代わりにすいかを植え「田んぼを助ける」ということで「田助」という名前になったという説があります。

食べてみた感想は・・・。普通のスイカとは、まず食感が違います。シャリシャリです。いえいえ、シャキシャキです。これにはビックリ!そして、甘さが濃厚ではないこと。甘すぎないのです。北海道当麻町の「でんすけすいか」は生産ルートもしっかりしていて、球状・糖度・傷のすべてがチエックされ、本当に良いものしか出荷されません。しかもシールには生産者の名前も入っているという徹底ぶりです。甘い果物を好む人もいると思いますが、このさっぱりした甘さなら、甘党もそうでない人も満足できると思います。本当にシャーベットを食べているみたいなんですよ。

今年最高1玉28万円(札幌市場25万円、旭川市場28万円)というすさまじい高値で競り落とされ、「あちゃっ、手が届かない」と思われた人も多いかも知れません。実際最盛期でも、1玉5000円は下りません。私たちはよく「仏壇の前にあるお供え物だ〜」と言っています。

中は真っ赤で、甘さスッキリ!

でも我が町、当麻町では、カットされた「でんすけすいか」が道の駅で販売されています。「でんすけゼリー」や「でんすけせんべい」、「でんすけあめ」、でんすけグッズもいろいろ売っているんですよ。7月上旬から8月上旬にかけての約1カ月しかない貴重な北海道の逸品を、ぜひみんなに味わってもらいたいなあ、と思います。

最後に、余談になりますが、「でんすけすいか」は異常に重い!しかも異常に皮が固い!ハンパではありません。もし見かけたら、触って持ち上げてみてください。

 

 


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