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試食アンケート結果

番場睦夫さんは、石川県松任市にある『有限会社ばんば』の代表取締役。米づくり一筋の生産者です。「硬く冷たい土を有機物たっぷりの暖かい土にしていきたい」という願いを込めて、有機肥料栽培とBS農法に取り組んでいます。

100%有機肥料で栽培しているんですか?「基本的にはそうだね。ウチでは、何種類かのお米を作っているんだけど、有機肥料100%と表示してあるものは当然そうだし、一般栽培と表示してあるものについても、化学肥料は1回だけ。最終的には、すべての圃場で無農薬有機栽培をしたいと思っているんだ」じゃあ、手間も時間もかかりますね。「除草剤を使わず、手で草抜きをするのは大変だし、微生物によって堆肥を作るのも一苦労。でも、米っていうのは、八十八の手で作られるもの。手をかけることが必要なんだよ」


番場さんにお話をお聞きしたのは、精米を行なうライスセンターのなか。まわりには田んぼが広がり、その向こうにはたくさんの合鴨たちがいます!「合鴨を田んぼに放して、雑草やイナゴなんかを食べてもらい、無農薬の米と鴨肉を同時に育てていくんだ。それに合鴨が泳ぐと、田んぼの土がよく混ざるだろ。そうすると、酸素が土に混ざって、根から酸素が吸収されるんだ。しかも、合鴨のフンは肥料にもなるしね」合鴨は稲を食べちゃいませんか?「田んぼにいれるのは、ヒナだからね。合鴨より稲の丈のほうが高いし、稲よりも生えたばかりの雑草の方が柔らかくて食べやすいから、まず草を食べるんだ。でも、稲穂が実るとやっぱり食べてしまうので、花が咲いたら、田んぼから出すんだよ。合鴨が田んぼにいるのは、5月から7月の2カ月間だけ」

田んぼから出した合鴨はどうするんですか?「もちろん、ちゃんと世話をするさ。それから、おいしくいただく」そっか、食べるんですね。「当たり前じゃない。米と鴨肉を同時に育てるって言ったでしょう。植物にしろ動物にしろ、私たちは命をいただいているんだよ。きちんと食べることは、命を粗末にしないってことだと思う」


番場さんが取り組んでいるBS農法について、教えてください。「BSは、Bio Synchronic(バイオ・シンクロニック)の略で、欧米などでは公的な医療保険の対象になっている『波動医学』の考えに基づいている農法なんだ。ちょっとわかりにくいかも知れないけど、生命力を高める場を創っていく、というものなんだよね。種子、水、土に、生命力を活性化するエネルギーを与えて、それを記憶させることで、植物の細胞増殖を促し、栄養の吸収能力を高める。具体的には、BSボールってのを使うんだけどね」

BSボールって?「特定の無機質を数種混合してセラミック化した後、特殊触媒加工を行ったボール。これを土壌に埋めたり、水に入れて活性水にしてから散布したりするんだな。BS農法で栽培された作物は、それぞれの特性が引き出されて、味が良くなる。しかも、免疫性やストレス抵抗性など、身体の機能を高める効果をもったものになるといわれているんだよ」なんだか、むずかしいですね。「まあ、簡単にいえば、BS農法だと元気な米ができる。元気な米を食べると元気が出るってことかな。人間、元気で暮らせるのが一番でしょう」


ところで、番場さんが作っているお米で、特においしいのは何ですか?「おいしさは好みの問題だから、どれとは言えないけど、私が好きなのは『夢ごこち』だな。コシヒカリよりねばりがあって、粒も大きめ。炊きたては、当然おいしい。でも、この米が実力を発揮するのは、なんといっても冷めてから。米のおいしさは冷飯でわかるというでしょう。『夢ごこち』は、冷たくなっても弾力が失われない。ピカピカ光っていて甘みもある。お弁当やおにぎりに最適なんだよね」

夢ごこちのほかには、どんなお米を?「合鴨による無農薬のコシヒカリ、有機肥料で作るコシヒカリずばぬけ、一般栽培のコシヒカリ、それに、どんとこい。コシヒカリの米糠をたっぷりと使った、昔なつかしい沢庵も作ってるし、最近ではウチのお米で甘酒も作り始めたんだよ」甘酒ですか、う〜ん、おいしそう…。「口あたりもまろやかで、我ながらいい出来だと思う。近いうちに発売する予定なので、乞うご期待!」



農薬をできるだけ抑え、無化学肥料(有機質)、BS農法により栽培。「コシヒカリ」をはじめ、冷めてもおいしい「夢ごこち」、甘みのある「どんとこい」など、さまざまなお米をつくっています。

● 夢ごこち
 (有機肥料使用)

● 農薬を使わないコシヒカリ
 (無農薬米)
● どんとこい
上記の商品は、「有限会社ばんば」のホームページでご購入いただけます。
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