群馬県昭和村にある『野菜くらぶ』は、生産者が集まって設立した株式会社です。代表取締役は、前回「おすすめ生産者REPORT」でご紹介した澤浦彰治さん。それぞれの生産者がつくった農産物の販売をはじめ、農業技術の開発や交流事業、新規就農のバックアップなどを行なっています。今回は、『野菜くらぶ』の営業部長である毛利嘉宏さんにお話を伺いました。
まず『野菜くらぶ』はどんな仕事をしているのか、教えてください。「ひとことでいうと、情報とモノの伝達です。生産者の思いがこもったものを食べる人に届ける。ものと一緒に情報も伝える。そして、食べてくれた人たちの声に耳を傾ける。それが私たちの仕事だと思っています。生産者は、自らの責任として、自分たちが自信を持ってつくったものをきちんと届けたいという思いがあるんです。でも、間に入る人が多ければ多いほど難しいですよね。で、生産者が集まって会社を立ち上げました。『野菜くらぶ』では、食べる人がおいしく、そして安心して口にできるよう、独自の農薬の基準を決めたり、技術を磨く勉強会を開いたりもしています」
|