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試食アンケート結果

群馬県昭和村にある『野菜くらぶ』は、生産者が集まって設立した株式会社です。代表取締役は、前回「おすすめ生産者REPORT」でご紹介した澤浦彰治さん。それぞれの生産者がつくった農産物の販売をはじめ、農業技術の開発や交流事業、新規就農のバックアップなどを行なっています。今回は、『野菜くらぶ』の営業部長である毛利嘉宏さんにお話を伺いました。

まず『野菜くらぶ』はどんな仕事をしているのか、教えてください。「ひとことでいうと、情報とモノの伝達です。生産者の思いがこもったものを食べる人に届ける。ものと一緒に情報も伝える。そして、食べてくれた人たちの声に耳を傾ける。それが私たちの仕事だと思っています。生産者は、自らの責任として、自分たちが自信を持ってつくったものをきちんと届けたいという思いがあるんです。でも、間に入る人が多ければ多いほど難しいですよね。で、生産者が集まって会社を立ち上げました。『野菜くらぶ』では、食べる人がおいしく、そして安心して口にできるよう、独自の農薬の基準を決めたり、技術を磨く勉強会を開いたりもしています」



「『野菜くらぶ』の理念は、4つのCで表されています。ひとつめはCreate(創る)。私たちの栽培の基本は、まず土づくりです。作物が本来持っている生命力を理解し、それぞれの作物にあった土をつくる。土地の標高差を利用した適地適作、単品目だけでない輪作体系の取り入れなどを行ない、新しい農業のカタチを創りたいと考えています。2つめはCarry(届ける)。できるだけ流通コストを省いて早くお届したい。それは、畑でかじる野菜の“うまさ”を伝えたいからなんです。そのために、流通関係者の方たちとの関係づくりも大切にしています。3つめはCommunicate(会話する)。皆さんの声を生産の現場にいかし、より良いものをつくりたいと思っています。最後はContinue(続ける)。私たちの思いを、そして思いのこもったものを、次の世代に自信を持って手渡したい。これが私たちの最終目標です」


さきほど、生活者の声をいかしたいというお話がありましたが、具体的にはどんなことを?「『野菜くらぶ』の野菜のパッケージには、ホームページのアドレスが記載されています。そこから、その野菜に関して直接ご意見を言っていただくことができるんです。お誉めの言葉はもちろん、もし苦情やご批判があっても、素直に耳を傾け、誠実に対応するようにしています」これまで、生産者の方たちに直接意見を伝える場って、ほとんどなかったので、それは生活者にも嬉しいシステムですね。

「それから、『農業体験ツアー』や『収穫祭』などを企画して、生活者の皆さんに私たちの圃場へ直接足を運んでもらう、ということもしています。それによって、野菜のさまざまな顔に会ってもらえるし、生産者の意気込みも伝えられます。もしかしたら、そこでの会話の中から、新しい野菜を皆さんに届けることができるようになるかも知れません。『農業体験ツアー』じゃなくても、気軽に遊びに来てもらえるようになると嬉しいですね」


ところで『野菜くらぶ』の野菜は、どこで買うことができるんですか?「首都圏の生協やスーパー、それにハンバーガーショップなどの外食産業にも出荷しています。そうそう、通信販売で取り扱ってくれているところもありますよ」私は、『野菜くらぶ』の野菜を食べたことがありますが、たべつく会員のみなさんも、そうとは知らずに口にしていることもあるかも知れませんね。実は意外になじみ深かったりして…。

「赤城山という土地柄、私たちの主な生産物は、夏の冷涼な気候を利用したレタスやキャベツといった高原野菜、それに生産高日本一を誇るこんにゃくいもなどですが、これから5月6月にかけて、ほうれんそうや白菜、ブロッコリー、大根なども出まわりはじめます。皆さんが喜んでくれるような野菜づくりを行なっていきますので、これからも、どうぞよろしくお願いします。それから、良かったら本当に赤城に遊びに来てください!」




レタス、小松菜、ほうれんそう、ニラ、大根など、「野菜くらぶ」の野菜は、独自の厳しい栽培基準を守り、生産者の方たちが手をかけて栽培したものばかりです。標高500〜800mの赤城山麓で育てられた、高原野菜のみずみずしさが味わえます。

● 「野菜くらぶ」の小松菜
 (有機栽培)

● 「野菜くらぶ」のほうれんそう
 (有機栽培)
● 「野菜くらぶ」のレタス
上記の商品の詳細は、「株式会社野菜くらぶ」のホームページでご覧いただけます。
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