倉庫にはいろいろな種類のお米が山積みされ、精米をするシャーシャーという独特の音が聞こえています。無洗米の精米機があるということなので、見せていただくことにしました。「ウチの機械は乾式なので、湿式の無洗米に比べると食味が落ちないんですよ。乾式は、簡単にいうと水を使わずに磨く、というもので、湿式は水を使って洗う。乾式は水を使わないぶん味が保てるんです。ただし、乾式の場合、水の濁りが若干出るから、磨ぐ必要はないけれど、最初の水は一度捨ててもらった方が良いかもしれません」
土井原さんでは、代々お米屋さんも営んでいたのですか?「元々は専業農家だったんですが、お米の価格を自分で決めたい、という思いがあって、平成元年に米屋を始めました。平成7年までは許可制で、人口に比例して米屋の数が決められていたため、町内でしか販売できなかったんですが、食管法が変わって、スーパーなどでも販売できるようになったので、その頃から米屋のほうにも力をいれるようになりました。平成8年には息子が大学を卒業し、家業を一緒にやってくれるようになって、環境も整ってきましたしね」
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