「飼料同様、水にもこだわっています。自然の中にある水は、岩場を流れることで岩石に含まれる成分とふれあって活性化しているのですが、私は、それを農場で再現しようと思いました。で、ミネラル磁気活性創水装置を開発して、汲み上げた地下水を活性化。数億年前の地球に存在した水と同じ、生命力あふれる水をつくっています。こうして手をかけてつくったエサと水は、うずらの体内で選択的に不純物を取り込み、体外に排出する働きをしてくれるのです」徹底的にこだわったエサと水、そして健康なヒヨコ。だから、河合さんのところのうずら卵は、栄養価が高いんですね。
「うずらは古代から親しまれてきた鳥で、日本でも飼育の伝統は古いんです。1920年代には世界でも有数の生産が行われていました。でも、戦争でその伝統は途絶えたかに思われた。私は、戦前の飼育方法を研究し、現代の水や飼料に不足しているものを補い、また不要なものを取り除いて
“まっとう”だと思う飼育方法を実践しているだけなんですよ」
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