というわけで『たまご拾い牧場』へ。屋外で放し飼いにされている鶏たちは、元気いっぱい。しかも、身体も大きいです。「自由に動き回っているから、たくましいでしょう?オスをあまり多く入れると、メスがストレスを感じるので、オスの割合は20羽に1羽くらい。エサは、放し飼い専用の飼料に、海草の粉末やクズ米、ヌカなどを配合したものを与えています」さて、卵はどこにあるのでしょう?「いろいろな所に産みますから、自由に探してみてください」えーっ、卵拾いなんて、はじめての体験。草むらを探してみると、あった!
おっ、こっちにも!大人でもつい夢中になってしまうのだから、子どもたちはもっと楽しいだろうなあ・・・
「ここでは、自分で見つけた卵をその場で食べられるように、簡単な調理器具を用意しています。目玉焼きでも、オムレツでも、お好きな調理法でどうぞ。卵かけごはんで食べたい人には、ごはんセットもあるんですよ」わあい、私はそれがいいな。拾ったばかりの卵を、直接アツアツのごはんの上に。ぷっくりとした黄身は、はしでかき混ぜようとしてもなかなかくずれません。お醤油をかけて、思いきり頬張る。おいしい〜。ニッポンの朝ご飯だ!「農業体験って何になるのっていう人もいるかも知れないけど、自分でとった産みたての卵はおいしいでしょう?やっぱり、触れてみなければわからないことってあるんですよ。だから、私はこれからも、生産だけでなく、食と農をつなぐ活動をしていきたいと思っています。そうして、農の現場からいろいろなことを発信していきたいですね」
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